香川県の皆様、こんにちは。香川県空き家対策連合会事務局です。
2026年5月16日、ベルモニー飯山会館にて、香川県空き家対策連合会が終活セミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、近年ますます関心が高まっている「空き家問題」と「相続・贈与に関する備え」をテーマに、将来の住まいや実家の管理について考えるきっかけとなる内容をお伝えしました。
当日は、ご自身の住まいの今後を考えている方、親世代の家や実家の相続について不安を感じている方、すでに空き家を所有されている方など、多くの方にご参加いただきました。

香川県空き家対策連合会が伝える「早めの準備」の大切さ
セミナーでは、香川県における空き家の現状や、空き家を放置した場合に起こり得るリスクについて解説しました。
空き家は、最初から大きな問題になるわけではありません。しかし、管理されない期間が長くなると、建物の老朽化、庭木や雑草の繁茂、近隣への迷惑、防犯面での不安など、さまざまな問題につながります。
また、相続が発生してから慌てて対応しようとしても、名義変更や売却、解体、家財整理など、思った以上に多くの手続きが必要になるケースがあります。
そのため、終活の一環として、元気なうちに「家をどうするのか」「誰に相談するのか」「家族とどのように話し合うのか」を考えておくことが大切です。
セミナーで共有された3つの重要ポイント
今回のベルモニー飯山会館でのセミナーでは、特に参加者の関心が高かったポイントとして、以下の3つを中心にお話ししました。
1. 相続登記の義務化と早めの名義確認
2024年4月1日から、相続登記の申請が義務化されました。
相続によって不動産を取得したことを知った日から、原則として3年以内に相続登記を行う必要があります。正当な理由なく申請をしない場合、過料の対象となる可能性もあります。
セミナーでは、「実家の名義が誰になっているのか分からない」「相続人が複数いて話がまとまらない」といった問題が、空き家対策を進めるうえで大きな障害になりやすいことを説明しました。
2. 空き家を残す・売る・活用する判断基準
空き家への対応には、主に「管理を続ける」「売却する」「貸す・活用する」「解体する」といった選択肢があります。
ただし、どの方法が適しているかは、建物の状態、立地、所有者の意向、家族構成、今後の維持費などによって異なります。
セミナーでは、固定資産税や修繕費、草刈りなどの維持管理費を含め、空き家を持ち続ける場合に必要となる現実的な負担についてもお伝えしました。
「まだ使える家だから残す」のではなく、「今後どのように使うのか」「誰が管理するのか」まで考えることが重要です。
3. 専門家に早めに相談するメリット
空き家問題は、不動産だけで解決できるものではありません。
相続、税金、登記、建物の状態、解体、売却、家財整理、近隣対応など、複数の分野が関係します。
そのため、問題が大きくなる前に、専門家ネットワークを活用して相談することが大切です。
香川県空き家対策連合会では、空き家に関するさまざまな相談に対応できるよう、各分野の専門家が連携しながら、地域の皆様の課題解決をサポートしています。
ベルモニー飯山会館での質疑応答
セミナー終了後には、参加者の皆様から多くのご質問をいただきました。
「親が住んでいる家を将来どうすればよいか」「兄弟間で実家の話し合いが進まない」「空き家になった場合、まず何から始めればよいか」といった、実際の暮らしに直結する具体的なお悩みが寄せられました。
空き家や相続の問題は、家族の事情によって正解が異なります。だからこそ、早めに情報を集め、家族で話し合い、必要に応じて専門家へ相談することが重要です。
今回の終活セミナーが、参加された皆様にとって、ご自身やご家族の将来を考えるきっかけになれば幸いです。
香川県の空き家問題を地域全体で考えるために
香川県内では、今後も高齢化や相続の増加に伴い、空き家に関する相談がさらに増えていくことが予想されます。
空き家は、所有者だけの問題ではなく、地域の景観、防災、防犯、暮らしやすさにも関わる大切な地域課題です。
香川県空き家対策連合会では、今後もセミナーや相談活動を通じて、空き家に関する正しい情報を分かりやすくお届けしてまいります。
「大切な情報を必要な人に届けたい」「地域の困りごとを解決するための周知を強化したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

