
このたび、一般社団香川県空き家対策連合会の全体例会を開催しました。
今回の例会では、連合会としてのこれまでの活動報告に加え、東讃第二支部長就任についての報告、そして現在の空き家を取り巻く状況と今後の活動方針について、参加者で情報共有と意見交換を行いました。
また、衆議院議員の平井卓也様より心温まる祝電を頂戴し、元参議院議員の三宅伸吾様からは、空き家問題についてご挨拶をいただきました。地域課題としての空き家対策の重要性を改めて共有する、大変貴重な機会となりました。
香川県内でも空き家に関する課題は年々身近なものになっており、相続、管理、売却、解体、利活用、防犯、防災など、さまざまな視点からの対応が求められています。今回の全体例会は、各地域で活動する会員が現状を共有し、今後の連携をさらに強化するための大切な機会となりました。
ご来賓・関係者の皆様からのお言葉
今回の全体例会にあたり、衆議院議員の平井卓也様より祝電を頂戴しました。地域の空き家対策に取り組む当連合会の活動に対し、温かいお言葉をいただき、会員一同、今後の活動に向けて大きな励みとなりました。
また、元参議院議員の三宅しんご様にもご出席いただき、空き家問題について簡単にご挨拶をいただきました。空き家は所有者だけの問題ではなく、地域の安全、景観、防災、まちづくりにも関わる重要な課題です。
ご挨拶を通じて、行政、地域、専門家、事業者が連携しながら、空き家の適正管理や利活用を進めていくことの大切さを改めて確認する機会となりました。
連合会の活動報告
今回の全体例会では、まず一般社団香川県空き家対策連合会として取り組んできた活動について報告を行いました。
空き家問題は、単に「使われていない家がある」というだけの問題ではありません。建物の老朽化、庭木や雑草の繁茂、害虫・害獣の発生、防犯面の不安、近隣への影響、相続後の管理不全など、地域全体の安心や暮らしにも関わる課題です。
そのため当連合会では、空き家の所有者様やご家族、地域の方々が一人で悩みを抱え込まないよう、相談しやすい体制づくりと、各分野の専門家との連携を大切にしながら活動を進めています。
主な活動内容
- 空き家に関する相談対応
- 所有者様への管理・活用に関する情報提供
- 地域ごとの空き家課題の共有
- 専門家や関係事業者との連携強化
- 空き家の適正管理に向けた啓発活動
- 相続・売却・解体・利活用に関する相談体制の整備
空き家は、早い段階で対応すれば選択肢が広がります。一方で、長期間放置されてしまうと、修繕費や管理負担が増え、活用や売却が難しくなるケースもあります。
今回の例会では、こうした現場での実感も共有しながら、連合会として「相談しやすい窓口であること」「地域と所有者をつなぐ役割を担うこと」の重要性を改めて確認しました。
永峰優一東讃第二支部長就任について
今回の全体例会では、永峰優一東讃第二支部長就任についても報告を行いました。
支部長の役割は、地域における空き家対策の推進役として、会員同士の連携を深め、地域ごとの課題を把握し、必要な支援につなげていくことです。
東讃エリアにおいても、相続後に管理が難しくなった住宅、遠方に住む所有者様が管理できていない住宅、今後の活用方針が決まらないまま残されている住宅など、さまざまな空き家課題が存在しています。
地域に根ざした支部活動の重要性
空き家の課題は、地域によって状況が異なります。市街地、郊外、山間部、沿岸部など、立地や建物の状態、所有者様の事情によって、必要な対応は変わります。
そのため、県全体での取り組みに加えて、各地域の実情を理解した支部活動が重要です。
東讃第二支部では、地域の声を丁寧に拾い上げながら、所有者様、地域住民、関係機関、専門家が連携できる体制づくりを進めていきます。
支部長就任を通じて目指すこと
- 地域の空き家課題をより正確に把握すること
- 相談しやすい関係性を地域内に広げること
- 管理・活用・売却・解体などの選択肢をわかりやすく伝えること
- 会員同士の情報共有と連携を強化すること
- 空き家が地域の負担ではなく、地域資源として活用される可能性を広げること
今後は、東讃第二支部としての活動を通じて、地域により近い立場から空き家問題に向き合い、具体的な支援につなげてまいります。
現在の空き家の状況について
現在、空き家問題は全国的にも大きな社会課題となっています。
総務省統計局の令和5年住宅・土地統計調査では、住宅や空き家の状況が公表されており、香川県においても空き家率は高い水準にあります。香川県の発表では、令和5年の香川県の総住宅数は492,800戸、空き家率は18.6%で、過去最高を更新したとされています。
この数字からも、空き家は一部の地域だけの問題ではなく、県内の多くの地域で向き合うべき課題であることが分かります。
空き家が増える主な背景
- 人口減少や高齢化により、住まいを引き継ぐ人が少なくなっている
- 相続後に活用方針が決まらず、そのまま放置されるケースがある
- 所有者様が県外・遠方に住んでおり、定期的な管理が難しい
- 解体費用や修繕費用の負担が大きく、判断が先送りになる
- 売却・賃貸・管理・解体のどれを選ぶべきか分からない
- 家財や仏壇、思い出の品が残っており、片付けに踏み出せない
空き家には、それぞれのご家庭の事情があります。そのため、単純に「早く処分すればよい」というものではありません。
大切なのは、所有者様の気持ちに寄り添いながら、建物の状態、地域への影響、費用面、今後の活用可能性を整理し、無理のない形で次の一歩を考えることです。
放置によって起こりやすい問題
空き家を長期間そのままにしておくと、次のような問題が発生しやすくなります。
- 屋根や外壁の劣化
- 雨漏りや建物内部の腐食
- 庭木や雑草の繁茂
- 害虫・害獣の発生
- 近隣への迷惑や苦情
- 不法投棄や防犯上の不安
- 災害時の倒壊・飛散リスク
- 資産価値の低下
これらの問題は、発生してから対応するよりも、早めに管理・点検・相談を行うことで防ぎやすくなります。
空き家対策においては、「問題が起きてから対応する」のではなく、「問題が大きくなる前に相談する」ことが非常に重要です。
今後の活動について
今回の全体例会では、今後の活動についても意見交換を行いました。
一般社団香川県空き家対策連合会では、今後も地域に根ざした空き家対策を進めるため、相談対応、情報発信、関係機関との連携、支部活動の強化に取り組んでまいります。
今後強化していく取り組み
| 取り組み | 内容 |
|---|---|
| 相談体制の強化 | 空き家の所有者様やご家族が、管理・活用・売却・解体などについて相談しやすい体制を整えます。 |
| 地域支部との連携 | 各地域の実情に合わせた支援ができるよう、支部ごとの情報共有と連携を深めます。 |
| 専門家との連携 | 不動産、建築、解体、相続、遺品整理、管理など、各分野の専門家と連携し、幅広い相談に対応します。 |
| 啓発活動 | 空き家を放置するリスクや、早期相談の重要性について分かりやすく発信します。 |
| 利活用の促進 | 空き家を地域の負担としてだけでなく、住まい・店舗・地域拠点などの資源として活用できる可能性を探ります。 |
所有者様に伝えていきたいこと
空き家を所有している方の中には、「何から始めたらいいか分からない」「費用が心配」「家族で話がまとまらない」「思い出があり簡単に手放せない」と感じている方も少なくありません。
そのような場合でも、まずは現状を整理することから始めることが大切です。
- 建物の状態を確認する
- 相続や所有者情報を整理する
- 今後使う予定があるか家族で話し合う
- 管理を続ける場合の負担を確認する
- 売却・賃貸・解体・利活用の選択肢を比較する
- 専門家に相談し、現実的な方向性を決める
空き家対策は、一度の判断ですべてを決める必要はありません。現状を知り、選択肢を知り、できることから進めることが大切です。
地域と所有者をつなぐ役割を担う

空き家は個人の財産であると同時に、地域環境にも影響する存在です。
所有者様だけで抱え込むのではなく、地域、専門家、関係機関が連携することで、より良い解決策が見つかる可能性があります。
一般社団香川県空き家対策連合会では、今後も地域と所有者様をつなぐ役割を担い、空き家に関する不安や悩みを一つずつ解決へ導けるよう活動してまいります。
今回、一般社団香川県空き家対策連合会の全体例会を開催し、連合会の活動報告、東讃第二支部長就任、現在の空き家の状況、今後の活動方針について共有しました。
また、衆議院議員の平井卓也様より祝電を頂戴し、元参議院議員の三宅しんご様からも空き家問題についてご挨拶をいただきました。地域の皆様、関係者の皆様とともに、空き家対策の重要性を改めて確認する例会となりました。
香川県内でも空き家の増加は重要な地域課題となっており、早期相談、適正管理、専門家との連携、地域ごとの支援体制づくりがますます大切になっています。
空き家は、放置すれば負担になる一方で、早い段階で向き合えば、活用や承継、地域資源としての可能性も広がります。
一般社団香川県空き家対策連合会では、今後も地域の皆様と連携しながら、空き家に関する課題解決に向けた活動を進めてまいります。
空き家の管理や活用、相続後の対応、今後の方針にお悩みの方は、まずは一人で抱え込まず、早めにご相談ください。
参考情報
- 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」
- 香川県「令和5年住宅・土地統計調査結果(香川県分)」

